by以外の受動態

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“感情系の動詞”

 

受動態と言うと、〈be動詞+p.p.+by〜〉と考えている人が多いです。

でも、“by〜”とは限りません。

今日はby以外の受動態を紹介していきます。

まずは、“感情系の動詞”をまとめたものです。

 

1.at
be surprised at / be shocked at / be excited at

2.with
be satisfied with / be pleased with

3.in
be interested in / be absorbed in

 

基本的には熟語ですから、覚えてもらう他ありません。

ただし、何も理屈抜きに覚えるのは得策ではありません。

そこで、それぞれの共通点・相違点に着目して覚えるのがコツです。

 

 

「感情の期間が短い→at」

 

まずは、at から説明していきます。

atに共通して言えることは「感情の期間が短い」ってことです。

 

☆ポイント☆
「感情の期間が短い→at」

 

たとえば、be surprised at 〜 「〜に驚く」は一瞬ですよね。

ずーっと驚いている人なんていませんよね。だから感情の期間が短いんです。

 

be shocked at〜「〜に衝撃を受ける」も同様です。

be excited at〜「〜に興奮する」もずーっと興奮している人っていませんよね。

 

このように「感情の期間が短い→at」って覚えるといいんです。

なぜ、感情の期間が短い場合はatなのか?これは前置詞の核心から考えるとわかってきます。

 

atの核心は「点」です。

この「点」のイメージを時制軸に乗せてみましょう。

 

---------------⚫︎---------------→

 

このように「⚫︎」の部分は時制軸で考えると一瞬ですよね。

だから、「感情の期間が短い→at」というルールが導き出せるんです。

 

 

「感情の期間が長い→with 」

 

次は、with です。

with の核心は「一緒に」って意味なんですが、ここではそれはとりあえず置いときましょう。

「atが短い」ですから、一方のwith は「感情の期間が長い場合はwith 」と覚えるのがコツです。

 

☆ポイント☆
「感情の期間が長い→with 」

 

たとえば、be satisfied with 〜「〜に満足している」です。

「〜この授業に満足している」って言ったら一瞬の感情ではありませんよね。

いつかは不満になるかもしれませんが、しばらくの期間は満足の感情を抱きますよね。

だから、with が使われているんです。

 

次は、be pleased with〜「〜を気に入っている」です。

「このペンを気に入ってる」って言ったら一瞬の感情ではありませんよね。

いつかは嫌いになるかもしれませんが、少なくともしばらくの間は気に入ってますよね。

だから、with が使われているんです。

 

ちなみにwith の核心は「一緒」ですから、そこから一緒にいるんだから時制軸上で考えると期間が長いと考えることができます。

 

 

inの核心は「ワクの中」

 

最後は、in です。

in の核心は「ワクの中」です。

 

☆ポイント☆
inの核心は「ワクの中」

 

たとえば、be interested in 〜「〜に興味がある」です。

「AKBに興味がある」って言ったら、乃木坂でもなくてHKTでもなくてあくまでAKBというワクの中に興味があるってことなんです。
まぁ、be interested in については中学レベルですでに覚えてしまっている人も多いですよね。

 

次は、be absorbed in 〜 「〜に熱中している」です。これは直訳すれば一発です。

「〜というワクの中に吸収されている」→「〜に熱中している」って意味になります。

 

 

感情系以外の動詞

 

今までは感情系の動詞について説明していきました。

ここからは、感情系以外の動詞を考えていきましょう。

ここでも、コツは前置詞の核心から考えることです。

 

まずは、〈be動詞+p.p.+with 〉になるものからです。

次の2つを覚えておく必要があります。

 

① be covered with 〜「〜で覆われている」
② be crowded with〜「〜で混雑している」

 

これはwithの核心「一緒」から考えていけばOKです。

例文で確認しましょう。

 

The ground is covered with snow.
「地面は雪で覆われている」

 

これは、「地面が雪と一緒」ってイメージがわきますよね。

だから、with が使われているんです。

be crowded with〜 も同様に考えればOKです。

 

次は、〈be動詞+p.p.+in 〉です。

 

こちらは次の2つを覚えてください。

be caught in 〜「〜にあう」
be injured in 〜「〜でケガをする」

 

inの核心「ワクの中」から考えていきます。

例文で確認していきましょう。

 

We were caught in a shower.
「私たちは急な雨にあった」

 

これは「急な雨が降っているワクの中に捕まえられた」が直訳です。

caughtはcatch「つかまえる」の過去分詞ですからね。

次は〈be injured in 〜〉の例文を確認していきましょう。

 

I am injured in an accident.
「私は事故でケガをした」

 

事故があったワクの中にいたからケガをしたわけです。

そのワクの中にいなければケガをしなかったんです。

だから、in が使われているんです。

 

以上、by以外の前置詞を説明していきました。

基本的には熟語ですから、覚えなければいけませんが、ここではしっかりと理屈をつけながら確認していきました。

カテゴリ:英文法 講師・教師 

管理人プロフィール

鬼塚 英介 / Eisuke Onituka
予備校講師 / 英語学習コーチ

1984年6月生まれ。北海道出身。

大学進学率1割以下(9割が専門学校や就職)の高校に入学。高3の10月から受験勉強を始める。最初に受けた模試の偏差値は39。現役での受験はセンター5割にも到達せず、志望大学は不合格。その後、ある英語の予備校講師と出会い、効率よい勉強法をすることで成績を劇的に上げられることを知る。

1年間の浪人生活で英語の偏差値は70を超え、地元の北海道大学に合格。大学1年の頃から学習塾、家庭教師、予備校講師などで指導スキルを磨き、独自の勉強法を確立する。

多くの人が英語は丸暗記の教科だと思い込んでいます。無味乾燥な知識の丸暗記から脱却し、「英語のなぜ?」に答え、英語の核心を理解し英語の実力を身につける。「英語は楽しい!」「わかった!」という感動を伝えていく。

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