イメージ1つで3つの用法を貫く

目安時間:約 4分

 
【1】日本語にはない時制
 
   完了形は現在完了形・過去完了形・未来完了形と3つの用法に分かれます。まずは現在完了形から説明していきます。というのも、現在完了形さえ理解できれば他の2つは一瞬で終わるからです。
   僕は学校での現在完了形の授業を覚えています。先生は「現在完了形は日本語にはない時制です」と切り出して、その後に「現在完了形の形は〈have + p.p.〉で3つの用法(継続、完了・結果、経験)に分かれ、それぞれの意味は…」と教わりました。
 
〈学校での説明〉
現在完了形(have +p.p.)の3用法
 
   ①継続「ずっと〜している」
   I have lived in Tokyo for three years .
「私は3年間ずっと東京に住んでいる」
 
   ②完了・結果「ちょうど〜したところだ」
   I have just done my homework.
「私はちょうど宿題を終えたところです」
 
   ③経験「〜したことがある」
   I have been to Tokyo three times.
「私は3回東京に行ったことがある」
 
 
【2】たった1つのイメージ
 
   日本語にはない時制なのに、日本語訳だけでしか説明されないことに大きな違和感を感じましたが、その通りやれば定期テストは点数は取れたので、そのままうやむやのままでした。多くの人も同様なのではないでしょうか?
   現在完了形は「継続、完了・結果、経験」の3つの用法に分かれると教わると、必ずどれかの3つの用法に分かれると思ってしまいますが、そんな3つにキッパリと分けられようなものではありません。
   まずは3つの用法を貫く現在完了形のイメージを確認していきましょう。
 
   〈現在完了形のイメージ〉
 
   過去---------------------→現在
 
   現在完了形〈have +p.p.〉は「過去の出来事〈p.p.〉を現在持っている〈have〉」って意味になり、「過去+現在」の線的なイメージを持つんです。
   また、現在完了形はあくまで「現在」が中心です。
 
 
【3】3つの用法の丸暗記は不要!

   では、このイメージを3つの用法に当てはめていきましょう。
 
 ①継続「ずっと〜している」
 
   I have lived in Tokyo for three years .
 
   3年前---------------------→現在
 
   これはそのまんま「過去+現在」ですね。3年前から現在まで継続して東京に住んでいるんですよね。
 
  ②完了・結果「ちょうど〜したところだ」
 
   I have just done my homework.
 
   宿題開始---------------------→現在
 
   これも少し前から宿題を始めて現在は宿題を終えているって意味です。そしてあくまで現在を中心です。たとえば、現在は宿題を終えたから今はゲームをしてもいいよねってニュアンスです。
 
③経験「〜したことがある」
 
   I have been to Tokyo three times.
 
   東京行---------------------→現在
 
   経験は日本語とのギャップがかなりあります。日本語で「経験」って言ったら過去のものってイメージがありますよね。でも、英語では過去の経験があつたから今の自分があるって発想があるんです。たとえば、「過去に東京に行った経験があるから、東京についてわからないことあったら聞いて!」みたいなニュアンスです。
   これからは現在完了形を見たら「過去+現在」の線のイメージを思い浮かべてください。もし、厳密な訳を求められた場合に限り、3つの用法を参照すればOKです。

 

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間違いから生まれた英文法

目安時間:約 3分

 
【1】「時・条件を表す副詞節の中では…」
 
   「時・条件を表す副詞節の中では…」。この続きを言えるでしょうか?この続きを言えるかどうかで、僕にとって、生徒が英文法の勉強をしているかどうかを判別する指標になっています。  続きは、「…未来のことも現在形」ですね。
 
☆ポイント☆
   「時・条件を表す副詞節の中では未来のことも現在形」
 
   厳密に言うと、4つの条件が揃って初めて現在形になります。「時・条件」「副詞節」「中」「未来のこと」です。ただし、試験で問われる98%以上が「副詞節」かどうかです。要は「副詞節→現在形」です。論より証拠ということで、例題で確認していきましょう。
 
   I’ll tell him the truth if he (     ).
   ①will come ②comes
 
  I’ll tell him the truthはSVOOの第4文型です。以下はMですからif節は副詞節です。よって、未来のことも現在形なので答えは②comesですね。もうひとつ、例題をやってみましょう。
 
   I don't know if he (     ).
   ①will come ②comes
 
   今回はif節がknowの目的語(O)ですから、if節は名詞節です。よって、未来のことは通常通り、willを使って表します。答えは①will comeですね。
 
 
【2】昔は「原形」だった⁉︎
 
   実は、昔は「現在形」ではなくて「原形」が使われていました。
   時・条件を表す副詞節というのは、「〜する時」や「もし〜ならば」といったまだ起きていない場合ですよね。ですから、現在形や過去形といったものではなくて、動詞の素の状態である原形が使われていたんです。たとえば、次のように原形が使われていました。
 
   If it be rainy tomorrow,I'll stay at home.
「もし明日雨ならば、私は家にいる」
 
   このように、昔は原形beが使われていたんです。でも、ある頃から、「“it be”は変だ!」と言いはじめるようになり、「it is」に変わってしまったのです。
   今は「現在形」というのがすっかり定着してしまいましたが、元々は「原形」だったんですよね。
 
 
☆ まとめ ☆
・「時・条件を表す副詞節の中では未来のことも現在形」
・昔は「現在形」ではなくて「原形」だった!
 

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現在進行形で未来を表せる

目安時間:約 2分

   現在進行形で未来を表すことができます。
 
☆ポイント☆
「現在進行形で未来を表せる」
 
   論より証拠ということで、例文で確認していきましょう。
 
   I am visiting Tokyo tomorrow.
   「私は明日、東京を訪れる予定です」
 
   tomorrowもあることだし、未来のことですが、am visitingで現在進行形になっていますよね。このように現在進行形で未来を表すことができるんです。
 
   なぜ、現在進行形で未来を表せるのでしょうか? これは欧米の人たちは物理的に東京に一歩も近づいていなくても、何かしらの準備をした時点で東京に行っている途中って考えるからです。
 
   たとえば、ホテルの予約をしたり、飛行機のチケットを取ったり、荷造りをしたりなど、何かしらの準備をした時点で、東京に行っている途中って考えるわけです。
 
   だから、現在進行形で未来を表せるわけです。
 
   逆に言えば、いくら東京に行く!って強い意志を持っていたとしても何も準備をしていないならば、現在進行形で未来を表すことができません。
   ちなみに、willは「今思いついた」時に使います。たとえば、東京の特殊のテレビを見ていて突発的に思いついた時には、次のようにwillを使います。
 
 I will visit Tokyo tomorrow.
 
   このようにwillと現在進行形では、同じ未来でも結構違うんです。ただし、安心してください。試験ではこの違いが問われることはありません。
 
☆ まとめ ☆
・「現在進行形で未来を表せる」
・willは、今思いついた場合
 

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“He is dying.”の意味は?

目安時間:約 2分

 今回はクイズからやってみましょう。
 
[クイズ]
①と②、適当なのは???
   A:お前のおじさん倒れたんだって⁉︎
   B:そうなんだ。 “He is dying.”
A:①お悔やみ申し上げます/②良くなるといいね  

   さて、この“He is dying.”をどう訳すかが問題です。「彼は死んでいます」ではありませんよ。それだったら昨日も今日も明日も変わらないことだから、現在形です。  
 
   今回は現在進行形ですよね。よって「途中」ですから「彼は死に向かっている途中」つまり「彼は死にかけている」って意味なんです。
よって、A君は「②良くなるといいね」って答えるべきですよね。ここで間違えて「①お悔やみ申し上げます」なんて言ってしまったらヤバイですよね。   このように「〜しかけている」って訳すのは、次の2つを覚えておけば十分です。  
 
 ⑴ is dying「死にかけている」
 ⑵ is drowning「溺れ死にかけている」  
 
   もちろん、他にも“is stopping”「止まりかけている」など他にも「〜しかけている」って訳すのはあります。しかし、試験に出るのはこの2つしかないんです。
 

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管理人プロフィール

鬼塚 英介 / Eisuke Onituka
予備校講師 / 英語学習コーチ

1984年6月生まれ。北海道出身。

大学進学率1割以下(9割が専門学校や就職)の高校に入学。高3の10月から受験勉強を始める。最初に受けた模試の偏差値は39。現役での受験はセンター5割にも到達せず、志望大学は不合格。その後、ある英語の予備校講師と出会い、効率よい勉強法をすることで成績を劇的に上げられることを知る。

1年間の浪人生活で英語の偏差値は70を超え、地元の北海道大学に合格。大学1年の頃から学習塾、家庭教師、予備校講師などで指導スキルを磨き、独自の勉強法を確立する。

多くの人が英語は丸暗記の教科だと思い込んでいます。無味乾燥な知識の丸暗記から脱却し、「英語のなぜ?」に答え、英語の核心を理解し英語の実力を身につける。「英語は楽しい!」「わかった!」という感動を伝えていく。

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