by以外の受動態

目安時間:約 8分

“感情系の動詞”

 

受動態と言うと、〈be動詞+p.p.+by〜〉と考えている人が多いです。

でも、“by〜”とは限りません。

今日はby以外の受動態を紹介していきます。

まずは、“感情系の動詞”をまとめたものです。

 

1.at
be surprised at / be shocked at / be excited at

2.with
be satisfied with / be pleased with

3.in
be interested in / be absorbed in

 

基本的には熟語ですから、覚えてもらう他ありません。

ただし、何も理屈抜きに覚えるのは得策ではありません。

そこで、それぞれの共通点・相違点に着目して覚えるのがコツです。

 

 

「感情の期間が短い→at」

 

まずは、at から説明していきます。

atに共通して言えることは「感情の期間が短い」ってことです。

 

☆ポイント☆
「感情の期間が短い→at」

 

たとえば、be surprised at 〜 「〜に驚く」は一瞬ですよね。

ずーっと驚いている人なんていませんよね。だから感情の期間が短いんです。

 

be shocked at〜「〜に衝撃を受ける」も同様です。

be excited at〜「〜に興奮する」もずーっと興奮している人っていませんよね。

 

このように「感情の期間が短い→at」って覚えるといいんです。

なぜ、感情の期間が短い場合はatなのか?これは前置詞の核心から考えるとわかってきます。

 

atの核心は「点」です。

この「点」のイメージを時制軸に乗せてみましょう。

 

---------------⚫︎---------------→

 

このように「⚫︎」の部分は時制軸で考えると一瞬ですよね。

だから、「感情の期間が短い→at」というルールが導き出せるんです。

 

 

「感情の期間が長い→with 」

 

次は、with です。

with の核心は「一緒に」って意味なんですが、ここではそれはとりあえず置いときましょう。

「atが短い」ですから、一方のwith は「感情の期間が長い場合はwith 」と覚えるのがコツです。

 

☆ポイント☆
「感情の期間が長い→with 」

 

たとえば、be satisfied with 〜「〜に満足している」です。

「〜この授業に満足している」って言ったら一瞬の感情ではありませんよね。

いつかは不満になるかもしれませんが、しばらくの期間は満足の感情を抱きますよね。

だから、with が使われているんです。

 

次は、be pleased with〜「〜を気に入っている」です。

「このペンを気に入ってる」って言ったら一瞬の感情ではありませんよね。

いつかは嫌いになるかもしれませんが、少なくともしばらくの間は気に入ってますよね。

だから、with が使われているんです。

 

ちなみにwith の核心は「一緒」ですから、そこから一緒にいるんだから時制軸上で考えると期間が長いと考えることができます。

 

 

inの核心は「ワクの中」

 

最後は、in です。

in の核心は「ワクの中」です。

 

☆ポイント☆
inの核心は「ワクの中」

 

たとえば、be interested in 〜「〜に興味がある」です。

「AKBに興味がある」って言ったら、乃木坂でもなくてHKTでもなくてあくまでAKBというワクの中に興味があるってことなんです。
まぁ、be interested in については中学レベルですでに覚えてしまっている人も多いですよね。

 

次は、be absorbed in 〜 「〜に熱中している」です。これは直訳すれば一発です。

「〜というワクの中に吸収されている」→「〜に熱中している」って意味になります。

 

 

感情系以外の動詞

 

今までは感情系の動詞について説明していきました。

ここからは、感情系以外の動詞を考えていきましょう。

ここでも、コツは前置詞の核心から考えることです。

 

まずは、〈be動詞+p.p.+with 〉になるものからです。

次の2つを覚えておく必要があります。

 

① be covered with 〜「〜で覆われている」
② be crowded with〜「〜で混雑している」

 

これはwithの核心「一緒」から考えていけばOKです。

例文で確認しましょう。

 

The ground is covered with snow.
「地面は雪で覆われている」

 

これは、「地面が雪と一緒」ってイメージがわきますよね。

だから、with が使われているんです。

be crowded with〜 も同様に考えればOKです。

 

次は、〈be動詞+p.p.+in 〉です。

 

こちらは次の2つを覚えてください。

be caught in 〜「〜にあう」
be injured in 〜「〜でケガをする」

 

inの核心「ワクの中」から考えていきます。

例文で確認していきましょう。

 

We were caught in a shower.
「私たちは急な雨にあった」

 

これは「急な雨が降っているワクの中に捕まえられた」が直訳です。

caughtはcatch「つかまえる」の過去分詞ですからね。

次は〈be injured in 〜〉の例文を確認していきましょう。

 

I am injured in an accident.
「私は事故でケガをした」

 

事故があったワクの中にいたからケガをしたわけです。

そのワクの中にいなければケガをしなかったんです。

だから、in が使われているんです。

 

以上、by以外の前置詞を説明していきました。

基本的には熟語ですから、覚えなければいけませんが、ここではしっかりと理屈をつけながら確認していきました。

カテゴリ:英文法 講師・教師 

受動態の時制は足し算するだけ

目安時間:約 3分

【1】足し算するだけ

 

受動態の時制とは次の3つのことです。

 

① 受動態の進行形〈be+being+p.p.〉
② 受動態の完了形〈have+been+p.p.〉
③ 受動態の助動詞〈助動詞+be+p.p.〉

 

これらを覚えるのは大変ですよね。

でも、丸暗記をする必要はありません。

それぞれを足し算すればOKです。

 

論より証拠ということで、ひとつひとつ説明していきましょう。

 

 

【2】受動態の進行形〈be+being+p.p.〉

 

これは、進行形〈be動詞+〜ing〉と受動態〈be動詞+p.p.〉を足し算するだけです。

すると、〈be動詞+being+p.p.〉になるんです。

 

能動態:He is cutting the cake now.

受動態: The cake is being cut by him now.
「そのケーキは、今彼によって切られています。」

 

 

【3】受動態の完了形〈have+been+p.p.〉

 

これは、完了形<have+p.p.>と受動態<be+p.p.>を足し算するだけです。

結果、<have+been+p.p.>になります。

 

能動態:He has finished the work.

受動態:The work has been finished by him.
「その仕事は、彼によって終えられた。」

 

 

【4】受動態の助動詞〈助動詞+be+p.p.〉

 

これは、助動詞<助動詞+原形>と受動態<be+p.p.>を足し算するだけです。

結果、<助動詞+be+p.p.>になります。

 

能動態:Ken will buy the house.

受動態:The house will be bought by Ken.
「その家は、ケンによって購入されるでしょう。」

 

このように受動態の時制は、それぞれを足し算するだけでいいんです。

 

 

☆ まとめ ☆

受動態の時制は足し算するだけ

 

英語で受動態を使う理由

目安時間:約 6分

【1】主語を言いたくない場合

 

すでに説明したように英語で受動態を使う理由は次の2つです。

 

 ① 主語を言いたくない(言えない・いう必要がない)場合
   ② 主語と目的語を入れ替えたい場合

 

まずは「①主語を言いたくない場合」から説明していきましょう。

たとえば、「のび太がしずかちゃんが窓を割ってしまった場面を目撃した」という状況です。

しずかちゃんはショックから泣き崩れています。目撃したのはのび太だけです。のび太が先生に報告しなければいけません。

でも、次のようにはのび太としては報告しづらいですよね。

 

Shizuka broke the window.

 

こんなこと言ったら、チクったみたいでしずかちゃんから嫌われてしまいますよね。

できれば、主語のShizukaの部分を言いたくないですよね。

 

でも、だからといって“broke the window.”は主語がないからダメですよね。

英語には主語は命令文を除き書かなければいけませんからね。

 

ここで、受動態の登場です。

今回のように主語を言いたくない場合に受動態を使うんです。

受動態にすると次のようになります。

 

The window was broken.

 

こうすれば、主語のShizukaを言わないで、正しい英文を書くことができますよね。

このように主語を言いたくない場合に受動態が使われるんです。

 

 

【2】主語と目的語を入れ替えたい場合

 

次に2つ目の「主語と目的語を入れ替えたい場合」です。

今度は「のび太がスネ夫が窓を割ってしまった場面を目撃した」という状況です。

今回はチャンスです。

いつもイジメられているのび太としては、復讐のチャンスとばかりに先生に報告しにいきます。

 

Suneo broke the window.

 

たしかに、これでも「スネ夫が窓を割ったこと」は伝えられるのですが…。

実は英語にはエンドフォーカス(end-focus)というものがあります。

つまり、文末に焦点が当てられて、文末が強調されるんです。

 

日本語でも、「〜ベスト10」といった類の番組では10位から発表されていき、1位は最後に発表されますよね。

このようにうしろにいくほど強調されるんですよね。

 

話を戻しましょう。

ですから、“Suneo broke the window.”だとエンドフォーカスにより、文末の“the window”が強調されてしまうんです。

できれば、のび太としては“the window”じゃなくて“Suneo”を強調したいですよね。
つまり、主語と目的語を入れ替えたいですよね。

 

ここで受動態の登場です。

 

The window was broken by Suneo.

 

こうすれば、エンドフォーカスにより、Suneoが強調されますよね。

イメージとしては「窓が破られたんだよ、なんとびっくりスネ夫によってね」って感じです。

 

 

【3】主語と目的語を入れ替えたい場合2

もうひとつ、主語と目的語を入れ替えるパターンを見ていきましょう。

 

Summer follows Spring.

直訳すると「夏は春に従う」です。

つまり、「春の後に夏がやってくる」って意味です。

 

ところで、この英文って少し読みづらくないですか?

それもそのはず。時制軸で考えた時に夏→春って順番に読まないといけないからです。

 

できれば、「春→夏」の順に読みたいですよね。
つまり、主語のSummerと目的語のSpringを入れ替えたいですよね。

そこで、受動態にしてみましょう。

 

Spring is followed by Summer.

 

こうすれば、春→夏 の順番に読めるのでスムーズに読むことができますよね。

 

以上、英語の 受動態が使われる場面を見ていきました。

 

これが直接、試験に問われることはありませんが、受動態に対しての見方がかなり変わったと思います。

 

これからは、「主語を言いたくないんだなぁ」とか「エンドフォーカスで強調しているんだなぁ」など受動態を見たときに、

その英文を深く読めますね。

 

☆まとめ☆

英語で受動態を使う理由

 

① 主語を言いたくない(言えない・いう必要がない)場合
② 主語と目的語を入れ替えたい場合

 

 

9割の日本人が間違える問題

目安時間:約 3分

【1】Tempura is eaten by Tom.の訳

 

さっそく、次の問題を解いてみてください。

 

[問題]
日本語にしなさい。

 

Tempura is eaten by Tom.

 

「こんな簡単な問題を9割の人が間違えるの?」って思った人も多いでしょう。

そう思ったならば、あなたもおそらく間違えているのでしょう。

「天ぷらがトムによって食べられる」と訳してしまったのではないでしょうか?

 

事実、予備校で質問するとほとんどの学生がこのように答えてしまいます。
たしかに、中学生の時にこのように教わりした。

 

でも、これは間違いなんです。

 

よく考えてみれば当たり前です。

だって、こんな変な日本語、普段使いませんよね。

では、どう訳せばいいのでしょうか?

 

自然な日本語にすればいいのですから、「トムは天ぷらを食べる」って訳せばいいのです。

 

こう説明すると、学生の中には「能動態で訳していいのですか?」と質問する学生もいます。

そんな学生には「なんでダメなのか?」と聞き返します。

 

だって、能動態と受動態の言っている内容は同じなのですから、別に受動態の文を能動態で訳してもいいはずです。

 

 

【2】受動態を使う場面が違う

 

ところで、なぜ英語の受動態をそのまま日本語に訳すと変になってしまうのでしょうか?

実は、英語と日本語では受動態を使う場面が違うからです。

 

☆ポイント☆
英語と日本語では受動態を使う場面が違う

 

日本語の受動態は「利害」の場合に使われます。

たとえば、「給与が支給された」「賞状が授与された」などは利益ですよね。

一方、「財布が盗まれた」「知らない人に殴られた」は害ですよね。

このように日本語の受動態は「利益」に使われるんです。

 

 

一方、英語の受動態は大きく次の2つの場合に使うんです。

 

① 主語を言いたくない(言えない・いう必要がない)場合
② 主語と目的語を入れ替えたい場合

 

詳しくは別の記事で載せていきますが、このように日本語と英語では受動態が使われる場面が異なるんです。

 

 

☆ まとめ ☆

 

英語と日本語では受動態を使う場面が違う

 

 

 

カテゴリ:英文法 講師・教師 

受動態の問題を解く必殺技2

目安時間:約 4分

【1】自動詞は受動態にできない

 

最後に3つ目のルール「自動詞は受動態にできない」です。

これはよく考えれば当たり前の話です。
自動詞の定義は「目的語をとらない動詞」です。

 

受動態の定義は「目的語を主語に移動」です。

この2つが同時に成り立つことはあり得ませんよね。

 

だから、自動詞は受動態にできないんです。

では、このルールを使って問題を解いてみましょう。

 

[問題]
When the capital city [   ] ,the war ended.
①fell/ ②was fallen

 

fall「落ちる、陥落する」は自動詞です。

よって自動詞は受動態にできないので、答えは①fellになります。

 

 

【2】自動詞なのに受動態 ⁉︎

 

すでに説明したように、原則、自動詞は受動態にできません。

ただし、これには例外があります。

 

〈自動詞+前置詞(群動詞)〉は受動態にできるんです。

論より証拠ということで、例文で確認しましょう。

 

Tom spoke to me yesterday.

I was spoken to by Tom yesterday.

 

まずは、speakについて確認しておきましょう。

speakは原則、自動詞です。

speak to とか speak aboutとか言いますよね。

 

ただし、例外的に、目的語に言語を取る場合は他動詞になるんです。

 

たとえば、speak Englishって中学生の頃に教わりましたよね。

そうなんです。

僕たちは例外から学び、その後に原則を学んだんですよね。

今回は目的語に言語が来てませんから、speakは自動詞ですよね。

ですから原則、受動態にはできないんです。

 

ただし、うしろに前置詞のtoがありますよね。

“speak to ”で1つの群動詞と考えるので、その後ろのmeは目的語ってことになります。

よって、目的語があるので受動態にできるんです。

 

ちなみに、to byの部分が気持ち悪いからってbyを消したりしてはいけません。

その気持ち悪さが良いくらいなのです。

 

 

【3】よく問われる群動詞

 

では、最後によく試験で問われる群動詞を紹介していきます。

どれも重要な熟語でゆくゆくはすべて覚えるべき熟語です。

だったら、どうせなら受動態の群動詞で問われやすいことを意識して覚えた方が効率がいいですね。

 

〈試験によく出る群動詞〉
laugh at∼ 「∼を笑う」
run over∼ 「(車が)∼をひく」
speak to∼ 「∼に話しかける」
cut down∼ 「∼を切り倒す」
deal with∼ 「∼を処理する」
look up to∼ 「∼を尊敬する」
look down on∼ 「∼を軽蔑する」
look after∼/take care of∼ 「∼を世話する」
do away with∼ 「∼を廃止する」

 

 

☆ まとめ ☆

原則:自動詞は受動態にできない
例外:自動詞+前置詞(群動詞)

 

 

受動態を見たら能動態をイメージ

目安時間:約 4分

 【1】受動態→能動態をイメージ

 

では、2つ目のルール「受動態を見たら能動態をイメージ」です。

 

☆ポイント☆
『受動態→能動態をイメージ』

 

能動態をイメージってどういうことか?受動態の定義が「目的語を主語に移動」でしたよね。

能動態をイメージはその逆をすればいいだけです。つまり「主語を目的語に戻す」だけです。
なぜ、そんなことをしないといけないの?実は能動態に戻すことで初めて気づくものがあるのです。

 

論より証拠ということで例文で確認していきましょう。

 

 

【2】The dog was found dead.の意味

 

The dog was found dead.

 

この英文をどう訳しますか?

予備校で教えていてよくある誤答が「その犬は死んだ状態で見つかった」です。

これは文型なんて何も考えず単語をつなげただけの訳です。

 

この英文は受動態です。ポイントは能動態をイメージしてみることです。

すなわち主語を目的語に移動でしたよね。

すると、次のようになります。

 

found the dog dead.

 

そうなんです。

これはSVOCの第5文型です。

ここでは文型の詳しい話は避けますが、OとCの関係は主語述語の関係にあるので「その犬は死んだ状態」って意味です。

 

また、動詞の意味は文型により変わるので、第五文型のfindは「わかる」って意味になります。

 

以上を踏まえると、次の訳になります。

 

「その犬は死んでいるのがわかった」

 

先ほどの「死んだ状態で見つかった」って訳とは全然違いますよね。

このように能動態をイメージすることで、初めてわかるものがあるのです。

次は文法問題で確認していきましょう。

 

 

【3】文法問題でも能動態をイメージ

 

[問題]
( ) regarded as a good teacher.
⑴ He is ⑵ They are

 

どうでしょうか?

ちなみにどちらを入れても受動態になります。

また、それぞれの日本語訳は「彼は/彼らは良い先生と思われている」と訳せます。

どちらも自然な日本語ですよね。

 

すでに述べているように英語問題を日本語のルールで解いてはいけません。

あくまで英語のルールで解くのでしたね。受動態なので、主語を目的語に移動してみましょう。

 

すると次のようになります。

 

regarded ( him/them )as a good teacher.

 

as は記号で表すと「=」になります。

すると「=」の右側は“a good teacher”で単数です。

よって、単数とイコールなのは単数でなければいけません。

 

結果、答えは⑴ He is になるんです。

 

このように受動態を見たら能動態をイメージすることで、初めて見えてくるものがあります。

これからは、受動態を見たら能動態をイメージしてみましょう。

 

 

☆ まとめ ☆

 

受動態→能動態をイメージ

 

受動態の問題を解く必殺技

目安時間:約 5分

【1】他動詞なのに目的語ない→受動態

 

まずは3つのルールの1つ目の「①他動詞なのに目的語ない→受動態」です。

 

☆ポイント☆
「他動詞なのに目的語ない」→受動態

 

このルールが3つの中で最も活用します。この理由は簡単です。

受動態は目的語を主語に移動しますから、目的語がないのです。

 

論より証拠ということで、実際に問題で確認していきましょう。

 

 

【2】英語のルールで解く

 

[問題]
The station ( ) after four minutes’walk.
① reached ② was reached

 

reach「〜に到着する」 は他動詞です。

ちなみに同じ意味を持つ arrive は自動詞です。

他動詞にもかかわらず、目的語がありません。

 

よって『「他動詞なのに目的語ない」→受動態』のルールにより答えは ② was reached になるんです。

 

もし、これを日本語で考えて解こうとするとマズイです。「駅には歩いて4分で到着する」って訳しますよね。すると「到着する」ですから、能動の① reachedを答えにしてしまいそうですよね。

 

このように英語の問題を解く時は、日本語のルールで解いてはいけません。

英語の問題は英語のルールで解く必要があるんです。

当たり前だと思うかもしれませんが、多くの人ができていません。

僕が見てきた生徒の9割以上が日本語のルールで解くクセがありました。

 

英語の問題を日本語のルールで解くというのは、チェスを将棋のルールでやるようなものです。

チェスでは相手から取った駒を使うことはできません。これを将棋ではできるからといって、チェスでそんなことをしたら失格ですよね。これとおんなじのです。

 

英語をしっかりとできるようになるためには、日本語のルールではなくて、英語のルールで考えることが大切なんです。

ここでの英語のルールで考えるっていうのは、「他動詞なのに目的語ない→受動態」です。
このように「英語のルールで解く」と次の2つの利点があります。

 

① 正確に解くことができる
② 解くスピードが上がる

 

まずは①から説明していきましょう。

当たり前の話ではありますが、英語の問題を日本語のルールで解いてしまうと、当然不正確になってしまいます。

 

というのも、英語と日本語には同じ言語と言えど、当然違いがあるわけです。

その歪みが間違いを生んでしまうわけです。
試験では、むしろその日本語と英語の違いを使って引っ掛け問題を作ってきます。

そうすれば、英語をしっかりとできる人とできない人を分けることができるわけです。
ですから、英語の問題を英語のルールで解けば、正確に問題を解くことができるわけです。

 

次に2つ目の「② 解くスピードが上がる」です。

英語のルールで解けば、いちいち文全体を日本語に訳す必要がありません。

結果、一気に解くスピードが上がります。先のクイズでは「reachが他動詞なのに目的語がない→受動態」でおしまいですからね。

実は少ない試験時間の中で問題を早く解くコツはこういうところにもあるんです。

みんな速読だと言いますが、実は文法問題でスピードを一気に上げることができるんです。

 

以上、英語の問題は英語のルールで解くことが大切なのです。

 

 

☆ まとめ ☆

・「他動詞なのに目的語ない」→受動態
・ 英語のルールで解く

受動態の定義を99%の人が理解していない⁉

目安時間:約 4分

 

【1】受動態:「目的語を主語に移動」

 

「受動態とは?」。これは僕が予備校で受動態の授業で必ず最初にする質問です。

これに対して多くの学生は「〜される」とか「be動詞+p.p.」とか「動詞のうしろにあるやつを主語に移動」などと答えます。

これらはどれも間違いです。詳しくは後述していきますが、受動態だからと言って必ずしも「〜される」って訳すわけではありません。

また、動詞のうしろにあるやつを主語に移動では曖昧過ぎです。

受動態とは「目的語を主語に移動」です。これが受動態の定義なんです。

 

☆ポイント☆
受動態:「目的語を主語に移動」

 

 

【2】She remained a nurse.を受動態?

 

動詞のうしろにあるやつなんて曖昧な表現はダメです。あくまで目的語を主語に移動なんです。

論より証拠ということで、例文で確認していきましょう。

 

Tom broke the window.

The window was broken.

 

目的語である“the window”を主語に移動させるんです。では、他の例も見ていきましょう。

 

Tom named the dog John.

The dog was named John by Tom.

 

“Tom named the dog John.”はSVOCの第5文型です。よって、目的語のthe dogを主語に移動するんです。

動詞のうしろにあるからってJohnを主語に移動はできません。目的語ではなくて補語ですからね。

もうひとつ例を挙げていきましょう。

 

She remained a nurse.

A nurse was remained by her????

 

“She remained a nurse.”はSVCの第2文型ですから、受動態にはできません。目的語がありませんからね。

決して、動詞のうしろにあるからって“a nurse”を主語に移動してはいけません。補語ですからね。

 

 

【3】定義から導かれる3つのルール

 

このように受動態の定義は「目的語を主語に移動」なんです。このことから次の3つのルールを導くことができます。

 

①他動詞なのに目的語ない→受動態
②受動態を見たら能動態をイメージ
③自動詞は受動態にできない

 

はっきり言ってこの3つのルールで受動態の8割以上の問題は解くことができます。詳しくは次回から説明していきましょう。

 

 

☆ まとめ ☆

受動態:「目的語を主語に移動」

 

根性よりも工夫をする

目安時間:約 2分

 

工夫する

 

仕事がどんどん溜まってしまうあなたへ贈る気づきの言葉

 

『根性よりも工夫をする』

 

 

根性だけじゃダメ

 

 

そうすれば、仕事は一気に片付いていきます。

なんでもかんでも根性で終わらせようとしてはいけません。
それよりも一工夫を考えることです。

 

 

コピペの活用

 

僕は英語のプリントを作成します。
はっきり言って英語の例文を打ち込んでいくのは大変な作業です。

そこで、ネット上に上がっている例文をコピペして、ちょっとだけ変えます。
そうすれば、一気に書き上げることができるんです。

 

このようになんでもかんでも根性で終わらせようとしてはいけません。
それよりも、頭を使うべきなのです。

 

 

これからは…

 

『頭を使うべき』

 

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進行形にできない動詞の秒速判別法

目安時間:約 9分

【1】教科書的な説明

 

動詞は2つに分かれる。

「動作動詞」と「状態動詞」である。

 

「動作動詞」は、play、write、swim、run、talkなどである。
「状態動詞」は、resemble、know、like、love、liveなどである。

 

そして、このうち「状態動詞」は進行形にできないのである。

教科書的な説明だと「状態動詞は進行形にできない」とだけ教わる。
参考書でさえ進行形に出ない動詞でよく試験に出るものが羅列され、それの丸暗記を強いてくる。

 

こんなものにまともに向きあっていたら大変だ。
動詞を見て状態動詞かどうかなんてはっきり言ってわからない。
試験によく出るものが紹介されても、それを丸暗記するのは大変だ。
さらには、それ以外が出ないなんて保証はない。

 

よく考えたらわかるのだが、教科書・参考書の言うことは絶対だと思ってしまう人が多い。

 

 

【2】3秒ルール

 

そこで、私が1つ革命を起こしたい。

進行形にできない動詞は次のように覚えるとよい。

 

〈3秒ルール〉
「3秒後にやめれない→進行形にできない動詞」

 

これで、すべてが解決する。

論より証拠ということで、例で確認していこう。

 

例  He resembles his father.
「彼は父に似ている」

 

どうだろうか?
いくら嫌だからって3秒後にやめることは不可能だ。
よって、resembleは進行形にできない動詞である。

 

さらに例を挙げていこう。

 

例  He likes dogs.
「彼は犬が好きです」

 

これも3秒後に止めることは不可能。
好きなものは好きなのだから。
よって、likeは進行形にできない動詞である。

 

同じように、know、love、live、belong to、consistなどは3秒後にやめれないから進行形にできないのである。

 

進行形にできる動詞も確認しておこう。

 

例  He is running .
「彼は走っている」

 

どうだろう???
走ることは3秒後にやめれる。
よって、runは進行形にできる動詞だ。

同じように、play、write、swim、talkなどは3秒後にやめれるから進行形にできるわけだ。

 

 

【3】hear と listen to

 

少しだけレベルを上げよう。
とは言っても、3秒ルールを使えばなんてことはない。

 

hear と listen to である。

そもそもこの違いを知っているかという問題があるのだが…

一応確認しておこう。

 

hearは「聞こえる」で受動的な意味。
listen toは「聞く」で能動的な意味。

 

hear「聞こえる」は3秒後にやめれないから進行形にできない動詞である。
たとえば、外からうるさい音が聞こえるからって「3秒後にやめて」と言われても無理なのだ。

 

一方、listen to「聞く」は3秒後にやめれる
よって、進行形にできるのである。
たとえば、音楽を聞いていて、「3秒後にやめて」っ言われたら…やめることができるわけだ。

 

 

【4】seeとlook

 

同じように、seeとlookはどうだろうか?

これまた、前提としてこの違いがわかっているかってことがある。

 

seeは「見える」で受動的な意味。
lookは「見る」で能動的な意味。

 

seeは例えば、「ここからスカイツリーが見える」で、3秒後にやめてって言われても無理だ。
よって、see「見える」は進行形にできない動詞である。

 

一方、lookは例えば、「テレビを見る」で、3秒後にやめてって言われればやめることはできる。
リモコンで消せばいいのだから。
よって、look「見る」は進行形にできる動詞である。

 

これをガチで覚えるのは大変だ。
しかし、3秒ルールさえ使えば、なんてことはない。

 

 

【5】have「持っている」「食べる」

 

さらにレベルを上げていこう。

 

「have 」

 

have は「持っている」って意味や「食べる」って意味がある。
ここでは、同じ単語なのに意味によって進行形にできる・できないが変わる動詞を扱う。

 

では、始めよう。

 

例  I have two brothers.
「私には2人の兄弟がいる」

 

これは3秒後に……やめれない。
もちろんだ!
そんなことしたら、さすがに冷血すぎる。
よって、have 「持っている」は進行形にできない動詞だ。

 

 

一方、次はどうだろうか?

 

例  I am having dinner.
「私は夕食を食べている」

 

これは3秒後に……やめれる。
電話が鳴ったから一時中断するみたいな感じで。
よって、have「食べる」は進行形にできる動詞だ。

 

このように意味によって進行形にできる・できないが異なる。

 

 

【6】taste「味がする」「味見する」

 

まぁ、have くらいであれば、すでに覚えてしまった人も多いだろう。

 

では、taste はどうだろうか?

tasteは「味がする」「味見する」って意味がある。

 

では、始めよう。

 

例  The apple tastes sour.
「そのリンゴは酸っぱい味がする」

 

これは3秒後に……やめれない。
そんな魔法使いみたいなことできない。
よって、taste「味がする」は進行形にできない動詞である。

 

一方、taste「味見する」はどうだろうか?

 

例  I am tasting the apple.
「私はそのりんごを味見している」

 

これは3秒後に……やめれる。
ちなみに「ワインのテイスティング(tasting)」って聞いたことあるはずだ。
よって、taste「味見する」は進行形にできる動詞である。

 

tasteは進行形にできない動詞として丸暗記している人が多い。
でも、わかっただろう。
意味によっては、進行形にできるのだ。

やはり、丸暗記は良くない。
今回紹介した3秒ルールさえ使えば、丸暗記はなくなり、応用にも対応できるのだ。

 

 

【7】☆ まとめ ☆

 

「3秒後にやめれない動詞」→進行形にできない

 

 

カテゴリ:英文法 講師・教師 

管理人プロフィール

鬼塚 英介 / Eisuke Onituka
予備校講師 / 英語学習コーチ

1984年6月生まれ。北海道出身。

大学進学率1割以下(9割が専門学校や就職)の高校に入学。高3の10月から受験勉強を始める。最初に受けた模試の偏差値は39。現役での受験はセンター5割にも到達せず、志望大学は不合格。その後、ある英語の予備校講師と出会い、効率よい勉強法をすることで成績を劇的に上げられることを知る。

1年間の浪人生活で英語の偏差値は70を超え、地元の北海道大学に合格。大学1年の頃から学習塾、家庭教師、予備校講師などで指導スキルを磨き、独自の勉強法を確立する。

多くの人が英語は丸暗記の教科だと思い込んでいます。無味乾燥な知識の丸暗記から脱却し、「英語のなぜ?」に答え、英語の核心を理解し英語の実力を身につける。「英語は楽しい!」「わかった!」という感動を伝えていく。

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