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受動態の問題を解く必殺技2

【1】自動詞は受動態にできない

前回、受動態の定義について説明しました。その定義から次の3つのルールを導かれることを説明しました。

①他動詞なのに目的語ない→受動態
②受動態を見たら能動態をイメージ
③自動詞は受動態にできない

詳しくは次の記事をご覧ください。

受動態の定義を99%の人が理解していない⁉【1】受動態:「目的語を主語に移動」 受動態:「目的語を主語に移動」 ...

最後に3つ目のルール「自動詞は受動態にできない」です。

いよいよ最後だな。

パンダ君
パンダ君
これはよく考えれば当たり前の話です。自動詞の定義は「目的語をとらない動詞」です。受動態の定義は「目的語を主語に移動」です。この2つが同時に成り立つことはあり得ませんよね。
オオカミ君
オオカミ君
たしかに、そうだな。
パンダ君
パンダ君
だから、自動詞は受動態にできないんです。では、このルールを使って問題を解いてみましょう。
[問題]
When the capital city [   ] ,the war ended.
①fell/ ②was fallen

fall「落ちる、陥落する」は自動詞です。よって自動詞は受動態にできないので、答えは①fellになります。

【2】自動詞なのに受動態 ⁉︎

パンダ君
パンダ君
すでに説明したように、原則、自動詞は受動態にできません。ただし、これには例外があります。
オオカミ君
オオカミ君
なにっ!?
パンダ君
パンダ君
〈自動詞+前置詞(群動詞)〉は受動態にできるんです。論より証拠ということで、例文で確認しましょう。

Tom spoke to me yesterday.

I was spoken to by Tom yesterday.

パンダ君
パンダ君
まずは、speakについて確認しておきましょう。speakは原則、自動詞です。speak to とか speak aboutとか言いますよね。
オオカミ君
オオカミ君
うん、そうだな。
パンダ君
パンダ君
ただし、例外的に、目的語に言語を取る場合は他動詞になるんです。たとえば、speak Englishって中学生の頃に教わりましたよね。
オオカミ君
オオカミ君
たしかに。
パンダ君
パンダ君
そうなんです。僕たちは例外から学び、その後に原則を学んだんですよね。
オオカミ君
オオカミ君
なるほど~、例外から学んだのか。
パンダ君
パンダ君
今回は目的語に言語が来てませんから、speakは自動詞ですよね。ですから原則、受動態にはできないんです。ただし、うしろに前置詞のtoがありますよね。“speak to ”で1つの群動詞と考えるので、その後ろのmeは目的語ってことになります。よって、目的語があるので受動態にできるんです。

Tom spoke to me yesterday.

I was spoken to by Tom yesterday.

パンダ君
パンダ君
ちなみに、to byの部分が気持ち悪いからってbyを消したりしてはいけません。その気持ち悪さが良いくらいなのです。

【3】よく問われる群動詞

パンダ君
パンダ君
最後によく試験で問われる群動詞を紹介していきます。どれも重要な熟語でゆくゆくはすべて覚えるべき熟語です。だったら、どうせなら受動態の群動詞で問われやすいことを意識して覚えた方が効率がいいですね。

〈試験によく出る群動詞〉
laugh at∼ 「∼を笑う」
run over∼ 「(車が)∼をひく」
speak to∼ 「∼に話しかける」
cut down∼ 「∼を切り倒す」
deal with∼ 「∼を処理する」
look up to∼ 「∼を尊敬する」
look down on∼ 「∼を軽蔑する」
look after∼/take care of∼ 「∼を世話する」
do away with∼ 「∼を廃止する」

☆ まとめ ☆

原則:自動詞は受動態にできない
例外:自動詞+前置詞(群動詞)