進行形にできない動詞の秒速判別法

目安時間:約 9分

【1】教科書的な説明

 

動詞は2つに分かれる。

「動作動詞」と「状態動詞」である。

 

「動作動詞」は、play、write、swim、run、talkなどである。
「状態動詞」は、resemble、know、like、love、liveなどである。

 

そして、このうち「状態動詞」は進行形にできないのである。

教科書的な説明だと「状態動詞は進行形にできない」とだけ教わる。
参考書でさえ進行形に出ない動詞でよく試験に出るものが羅列され、それの丸暗記を強いてくる。

 

こんなものにまともに向きあっていたら大変だ。
動詞を見て状態動詞かどうかなんてはっきり言ってわからない。
試験によく出るものが紹介されても、それを丸暗記するのは大変だ。
さらには、それ以外が出ないなんて保証はない。

 

よく考えたらわかるのだが、教科書・参考書の言うことは絶対だと思ってしまう人が多い。

 

 

【2】3秒ルール

 

そこで、私が1つ革命を起こしたい。

進行形にできない動詞は次のように覚えるとよい。

 

〈3秒ルール〉
「3秒後にやめれない→進行形にできない動詞」

 

これで、すべてが解決する。

論より証拠ということで、例で確認していこう。

 

例  He resembles his father.
「彼は父に似ている」

 

どうだろうか?
いくら嫌だからって3秒後にやめることは不可能だ。
よって、resembleは進行形にできない動詞である。

 

さらに例を挙げていこう。

 

例  He likes dogs.
「彼は犬が好きです」

 

これも3秒後に止めることは不可能。
好きなものは好きなのだから。
よって、likeは進行形にできない動詞である。

 

同じように、know、love、live、belong to、consistなどは3秒後にやめれないから進行形にできないのである。

 

進行形にできる動詞も確認しておこう。

 

例  He is running .
「彼は走っている」

 

どうだろう???
走ることは3秒後にやめれる。
よって、runは進行形にできる動詞だ。

同じように、play、write、swim、talkなどは3秒後にやめれるから進行形にできるわけだ。

 

 

【3】hear と listen to

 

少しだけレベルを上げよう。
とは言っても、3秒ルールを使えばなんてことはない。

 

hear と listen to である。

そもそもこの違いを知っているかという問題があるのだが…

一応確認しておこう。

 

hearは「聞こえる」で受動的な意味。
listen toは「聞く」で能動的な意味。

 

hear「聞こえる」は3秒後にやめれないから進行形にできない動詞である。
たとえば、外からうるさい音が聞こえるからって「3秒後にやめて」と言われても無理なのだ。

 

一方、listen to「聞く」は3秒後にやめれる
よって、進行形にできるのである。
たとえば、音楽を聞いていて、「3秒後にやめて」っ言われたら…やめることができるわけだ。

 

 

【4】seeとlook

 

同じように、seeとlookはどうだろうか?

これまた、前提としてこの違いがわかっているかってことがある。

 

seeは「見える」で受動的な意味。
lookは「見る」で能動的な意味。

 

seeは例えば、「ここからスカイツリーが見える」で、3秒後にやめてって言われても無理だ。
よって、see「見える」は進行形にできない動詞である。

 

一方、lookは例えば、「テレビを見る」で、3秒後にやめてって言われればやめることはできる。
リモコンで消せばいいのだから。
よって、look「見る」は進行形にできる動詞である。

 

これをガチで覚えるのは大変だ。
しかし、3秒ルールさえ使えば、なんてことはない。

 

 

【5】have「持っている」「食べる」

 

さらにレベルを上げていこう。

 

「have 」

 

have は「持っている」って意味や「食べる」って意味がある。
ここでは、同じ単語なのに意味によって進行形にできる・できないが変わる動詞を扱う。

 

では、始めよう。

 

例  I have two brothers.
「私には2人の兄弟がいる」

 

これは3秒後に……やめれない。
もちろんだ!
そんなことしたら、さすがに冷血すぎる。
よって、have 「持っている」は進行形にできない動詞だ。

 

 

一方、次はどうだろうか?

 

例  I am having dinner.
「私は夕食を食べている」

 

これは3秒後に……やめれる。
電話が鳴ったから一時中断するみたいな感じで。
よって、have「食べる」は進行形にできる動詞だ。

 

このように意味によって進行形にできる・できないが異なる。

 

 

【6】taste「味がする」「味見する」

 

まぁ、have くらいであれば、すでに覚えてしまった人も多いだろう。

 

では、taste はどうだろうか?

tasteは「味がする」「味見する」って意味がある。

 

では、始めよう。

 

例  The apple tastes sour.
「そのリンゴは酸っぱい味がする」

 

これは3秒後に……やめれない。
そんな魔法使いみたいなことできない。
よって、taste「味がする」は進行形にできない動詞である。

 

一方、taste「味見する」はどうだろうか?

 

例  I am tasting the apple.
「私はそのりんごを味見している」

 

これは3秒後に……やめれる。
ちなみに「ワインのテイスティング(tasting)」って聞いたことあるはずだ。
よって、taste「味見する」は進行形にできる動詞である。

 

tasteは進行形にできない動詞として丸暗記している人が多い。
でも、わかっただろう。
意味によっては、進行形にできるのだ。

やはり、丸暗記は良くない。
今回紹介した3秒ルールさえ使えば、丸暗記はなくなり、応用にも対応できるのだ。

 

 

【7】☆ まとめ ☆

 

「3秒後にやめれない動詞」→進行形にできない

 

 

カテゴリ:英文法 講師・教師 

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管理人プロフィール

鬼塚 英介 / Eisuke Onituka
予備校講師 / 英語学習コーチ

1984年6月生まれ。北海道出身。

大学進学率1割以下(9割が専門学校や就職)の高校に入学。高3の10月から受験勉強を始める。最初に受けた模試の偏差値は39。現役での受験はセンター5割にも到達せず、志望大学は不合格。その後、ある英語の予備校講師と出会い、効率よい勉強法をすることで成績を劇的に上げられることを知る。

1年間の浪人生活で英語の偏差値は70を超え、地元の北海道大学に合格。大学1年の頃から学習塾、家庭教師、予備校講師などで指導スキルを磨き、独自の勉強法を確立する。

多くの人が英語は丸暗記の教科だと思い込んでいます。無味乾燥な知識の丸暗記から脱却し、「英語のなぜ?」に答え、英語の核心を理解し英語の実力を身につける。「英語は楽しい!」「わかった!」という感動を伝えていく。

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