英語を学ぶことは文化を学ぶこと

目安時間:約 3分

 

【1】変な日本語になる

 

   先の母死んだことは構文の①と②を改めて見てみましょう。

 

   My mother died three years ago.
   「私の母は3年前に死んだ」

 

   これは全然普通ですよね。一方、次の英文はどうでしょうか?

 

   My mother has been dead for three years.
   「私の母は3年間死んでいる」

 

   「3年間死んでいる」って日本語変ですよね。日本語でこんな言い方絶対しませんよね。

 

 

【2】日本と欧米の生死観の違い

 

   なぜ、こんな変な日本語になってしまうのか?
   これは日本と欧米での、生死観の違いがあるからなんです。
   欧米の人たちは、魂と肉体はそれぞれ別々なものという発想があります。
魂はいずれ天国へ行き、肉体は寿命を迎えると墓に入れられると考えているんです。

   ですから、My mother has been dead for three years.は「肉体の寿命がきれた(dead)状態が3年間続いている(has been 〜for three  years )」って考えるんです。

   これを直訳すると「母は3年間死んでいる」って変な日本語になってしまうんです。日本人はそんな考え方しませんからね。

   海外のホラー映画を観ているとこのことを実感できると思います。墓にある寿命のきれた肉体に魂が吹き込まれて動き出すのがゾンビです。
墓の中でずっと死んでいた(has been dead for〜)のが魂が吹き込まれたのです。

 

 

【3】欧米で移植手術が寛容な理由

 

   ちなみに欧米で移植手術が寛容で日本では厳しい理由もここにあるんです。欧米では、魂と肉体はそれぞれ別々のもので、大げさに言っちゃうと魂が自分で肉体は借り物って発想ですをだから、肉体がどうなろうと関係ないのです。
   
   一方、私たち日本人は魂と肉体の両方とも自分って発想ですよね。ですから、移植手術に厳しいんです。
   このように英語を学ぶことはその文化を学ぶことでもあるんです。

 

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管理人プロフィール

鬼塚 英介 / Eisuke Onituka
予備校講師 / 英語学習コーチ

1984年6月生まれ。北海道出身。

大学進学率1割以下(9割が専門学校や就職)の高校に入学。高3の10月から受験勉強を始める。最初に受けた模試の偏差値は39。現役での受験はセンター5割にも到達せず、志望大学は不合格。その後、ある英語の予備校講師と出会い、効率よい勉強法をすることで成績を劇的に上げられることを知る。

1年間の浪人生活で英語の偏差値は70を超え、地元の北海道大学に合格。大学1年の頃から学習塾、家庭教師、予備校講師などで指導スキルを磨き、独自の勉強法を確立する。

多くの人が英語は丸暗記の教科だと思い込んでいます。無味乾燥な知識の丸暗記から脱却し、「英語のなぜ?」に答え、英語の核心を理解し英語の実力を身につける。「英語は楽しい!」「わかった!」という感動を伝えていく。

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