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真の生きやすさを追求した
英文法

英語を学ぶことは文化を学ぶこと

【0】母死んだ構文

前回の記事で以下の「母が3年前に死んだ」という4つの表現を正確に覚えるよう書きました。今回はこの構文を使って英語を学ぶことが文化を学ぶことにつながることを解説していきます。

①My mother died three years ago.
②My mother has been dead for three years.
③It is[has been]three years since my mother died.
④Three years have passed since my mother died.

【1】変な日本語になる

パンダ君
パンダ君
 先の母死んだ構文の①と②を改めて見てみましょう

My mother died three years ago.
「私の母は3年前に死んだ」

パンダ君
パンダ君
これは全然普通ですよね。一方、次の英文はどうでしょうか?

My mother has been dead for three years.
「私の母は3年間死んでいる」

パンダ君
パンダ君
「3年間死んでいる」って日本語変ですよね。日本語でこんな言い方絶対しませんよね。

【2】日本と欧米の生死観の違い

パンダ君
パンダ君
なぜ、こんな変な日本語になってしまうのか?
オオカミ君
オオカミ君
なんでだ?
パンダ君
パンダ君
これは日本と欧米での、生死観の違いがあるからなんです。
欧米の人たちは、魂と肉体はそれぞれ別々なものという発想があります。
魂はいずれ天国へ行き、肉体は寿命を迎えると墓に入れられると考えているんです。
オオカミ君
オオカミ君
ほうほう。
パンダ君
パンダ君
ですから、My mother has been dead for three years.は「肉体の寿命がきれた(dead)状態が3年間続いている(has been 〜for three  years )」って考えるんです。
オオカミ君
オオカミ君
ふむふむ。
パンダ君
パンダ君
これを直訳すると「母は3年間死んでいる」って変な日本語になってしまうんです。日本人はそんな考え方しませんからね。
オオカミ君
オオカミ君
なるほどな。
パンダ君
パンダ君
海外のホラー映画を観ているとこのことを実感できると思います。墓にある寿命のきれた肉体に魂が吹き込まれて動き出すのがゾンビです。
墓の中でずっと死んでいた(has been dead for〜)のが魂が吹き込まれたのです。

【3】欧米で移植手術が寛容な理由

パンダ君
パンダ君
ちなみに欧米で移植手術が寛容で日本では厳しい理由もここにあるんです。欧米では、魂と肉体はそれぞれ別々のもので、大げさに言っちゃうと魂が自分で肉体は借り物って発想ですをだから、肉体がどうなろうと関係ないのです。
オオカミ君
オオカミ君
なるほど~。深い。
パンダ君
パンダ君
一方、私たち日本人は魂と肉体の両方とも自分って発想ですよね。ですから、移植手術に厳しいんです。
オオカミ君
オオカミ君
パンダ君すごいな。
パンダ君
パンダ君
このように英語を学ぶことはその文化を学ぶことでもあるんです。