丸暗記英語からの
脱却。
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Good morning.からわかる英語と日本語の違い

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こんにちは、鬼塚英介です。

大学受験英語を10年以上、教えてきました。現在はTOEICの学習中です。

先日、次のようなツイートをしました。

Good morning.からわかる英語と日本語の違い。

英語(Good morning.):「良い朝が訪れますように」という祈り。

日本語(おはよう):「今日も朝からお早いですね」という事実描写。

ただ闇雲にGood morning.=「おはよう」って覚えていることが丸暗記英語の始まりなのかもしれませんね。

 

上記を深堀りしていきます。

【1】英語の挨拶は「祈り」

英語の挨拶は「お祈り」なんです。Good morning.には、I wish you が省略されているんです。

(I wish you )good morning.
「あなたに良い朝が訪れますように」

上記の通りです。英語の挨拶は「お祈り」です。

例えば、どんなに天気が悪くたって「Good morning.」です。「Bad morning.」なんて言いませんよね。

「今日は天気が悪いけど、あなたに良い朝が訪れますように」って意味を込めて「Good morning.」です。

このように英語の「Good morning.」はお祈りです。

【2】日本語の挨拶は「事実描写」

一方で、日本語の挨拶は「事実描写」なんです。例えば、天気が悪い日だと「今日は天気が悪いですね」とそのまま事実描写します。

また、朝早くに出会った人には「今日もお早いですね」って意味を込めて「お早う」→「おはよう」ってなんです。

「今日もお早いですね」

「お早う」

「おはよう」

上記のように変化していきました。

このように日本語の挨拶は「事実描写」なんです。

【3】なぜ、英語の挨拶は「祈り」なのか?

他にも、「Good-bye」の元々の英文は次のとおりです。

(May) God be with you.

これは「祈願のMay」というものなのですが、「神があなたとともにありますように」という意味です。

このように英語の挨拶は「祈り」なんです。ところで前置詞のなぜ、英語の挨拶は「祈り」になるのでしょうか?

キリスト教の影響ですね。英語には「神」にまつわる表現が多いんです。だから、挨拶にも影響を受けているのかなと思います。

【4】まとめ

以上、Good morning.を例に英語と日本語の挨拶の違いについて書いていきました。

ただ、Good morning.=「おはよう」って覚えてしまうことが、「英語=丸暗記」になってしまう元凶だと思います。

こういう違いを理解することこそが、本当の勉強なのだと思います。

・英語の挨拶=「祈り」

・日本語の挨拶=「事実描写」